タイプ別の治療法

タイプ別の治療法について

タイプ別の治療法について薄毛でも、薄くなっている部分や範囲には大きな違いがあります。AGA(男性型脱毛症)は進行性であり、薄毛の症状がはじまる場所や進行度にいくつものバリエーションがあります。一般的には進行パターンとして3タイプ、進行度としてハミルトン・ノーウッド分類による9タイプに分けられます。特に進行パターンの3タイプは重視したいケアの内容が多少異なりますので、ご自分のタイプを知ることが役立ちます。当院ではさらに頭髪タイプを数千種類にも分類し、専門医師により適切なオーダーメイド治療を行なっております。

AGAの3タイプ

AGAの3タイプ薄毛の進行パターンを大きく分ける方法として、「M字」「O字」「U字」型というアルファベットになぞらえた分類法があります。頭頂部から見た発毛のある状態をM・O・Uの形に見立てています。昔からわかりやすいことで使われてきていますが、実はこの3タイプは適切な対処法が異なるため、現在でも有効な分類法となっています。AGAの主な原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)をつくる「5α還元酵素」が多い場所や、血行の悪化が起きている場所によって、タイプが分かれます。

M字型

いわゆる額の剃り込み部分が後退していくタイプで、真上から見るとM字に見えます。一般的な髪形では最初、目立ちませんが、シャンプーなどの際にご自分で早めに気づくケースが多いです。AGAの主な原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)をつくる「5α還元酵素」が生え際の剃り込み部分に多いことで生じています。

O字型

生え際ではなく、頭頂部から薄毛がはじまるタイプです。真上から見るとO字型に見えます。理容室や美容室でもご本人には伝えずにうまくカバーできるようカットすることが多く、ご自分ではなかなか気づかないことがよくあります。頭頂部にDHTが多いことも原因のひとつですが、頭頂部は血行が阻害されやすいため血行の改善も重要です。

U字型

生え際のおでこ全体が後退します。DHTが生え際全体に過剰になっていると考えられています。O字型を併発するケースも多く、比較的早めに髪形でカバーできなくなることが多いため、早期の段階で適切な対策が必要になります。

ハミルトン・ノーウッド分類

AGAの進行度は、9つのタイプに分けられています。実際に多数のAGA症例を集め、よくあるパターンを抽出してつくられています。

I型 額の生え際から薄毛がはじまっていて、M字型に生え際が後退しはじめている
II型 I型が進行し、M字の切れ込みが深くなってきている
II Vertex型 II型と同時に、頭頂部にもO字型の薄毛が現れている
III型 II型がさらに進行して、M字の切れ込みがさらに深くなって、前頭部も薄毛になる
III Vertex型 III型と同時に、頭頂部にもO字型の薄毛が現れている
IV型 III型からさらに生え際が後退し、頭頂部にもO字型の薄毛が現れている
V型 IV型がさらに進行して生え際が頭頂部に迫り、O字型の薄毛範囲も拡大する
VI型 額の生え際のM字に後退した部分と、頭頂部のO字型の薄毛がつながり、側頭部と後頭部に発毛が残る
VII型 VI型がさらに進行して側頭部の薄毛も進行し、頭頂部に近い後頭部の発毛がなくなる

AGAのタイプ別対処法

M字型・O字型・U字型という3つのタイプは同じAGAの症状です。治療法には大きな違いがありませんが、適した対処法は多少異なります。

共通の対処法

睡眠は成長ホルモンを活性化するため、毛髪の成長のためにも睡眠は重要です。特に眠りはじめからの3時間は成長ホルモンの働きが活発になります。そして質の高い睡眠は、「メラトニン」とうホルモンの分泌によって得られますので、メラトニンの分泌量を増やすために就寝前の1時間はスマートフォンなどの明るい画面を見ずに照明を落とした部屋で軽いストレッチなどをして過ごしましょう。メラトニンは起床してから14~16時間経過すると分泌量が増加して自然な睡眠へといざないます。体内時計のリセットには朝、太陽の光を浴びることが効果的ですので、その意味でも早起きすることは有効です。

M字型

O字型やU字型に比べると比較的進行が遅いとされており、髪形でカバーできるケースも多いのですが、進行させないためには状態をしっかりチェックした上で適切な治療が必要です。主な原因は薄毛が進行している場所のDHT過剰ですので、日本皮膚科学会が推奨するフィナステリドを中心に、血行促進効果があるミノキシジルを併用した治療が有効です。
また眼精疲労は前頭部の血流を悪化させますので、M字型の薄毛に悪影響を及ぼします。目を疲れさせないよう、まばたきの回数を意識して増やす、1時間ごとに目を休めるなどを心がけましょう。ホットタオルなどで目を温めるのも効果的です。

O字型の対処法

頭頂部は血管の数が少ないため、比較的血流が悪化しやすい傾向があります。血流が阻害されると髪が成長するための栄養も不足し、髪が細くなってしまいます。血行を改善するミノキシジルを中心にした治療が特に有効とされています。ミノキシジル外用剤は、有効成分をしっかり浸透させるために正しいシャンプーや丁寧なすすぎなどのケアが重要です。

U字型

DHT過剰によって進行しますが、O字型を併発しやすく、頭頂部の血行改善も進行防止には不可欠です。そのため、フィナステリドを中心に、血行促進効果があるミノキシジルによる治療を併用します。また亜鉛を補う食生活やサプリメント、適度な運動を習慣づけることも進行防止に役立ちます。

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